
アメリカでカジノがらみの裁判というと…!?
賭博というとどこの国でも犯罪組織の温床になったり、個人の破産、家庭崩壊などの大きな社会問題の発生源になりうると思われ、「刑事法」で一般的に禁止されることも多いのですが、果たして社会問題とされているのが本当に賭博の影響かというと、明白な因果関係が認められるとは言い難いのも事実です。アメリカでのカジノの立ち位置と言えば、先住民族のアメリカ人の自立更生や地域社会の経済振興のためにカジノが公認された歴史があります。現在では、アメリカ合衆国の各州で規制されていますが、カジノ自体は州経済の重要な要素の1つになっており、健全な発展が州や州民の福祉や繁栄に大きな働きをしています。
そんなアメリカのカジノで起きたジャックポット獲得ニュースの中で、スロットマシンにて約44億円という莫大な賞金を引き当てた女性がいました。大喜びで獲得した金額の数字が書かれたパネルとともに写真を撮った女性に言われたのが、機械の故障だったため当せんは無効となるということで、結局その女性に提示されたのが、機械の故障に対するお詫びとしての「2・25ドル」とステーキだったというのです。機械の故障だったからとの理由で精神的苦痛を受けたとして、その女性はカジノ会社に対して裁判という法的措置を取る決心をしたのです。会社側の返答は、法律により2・25ドル以上支払うことはできませんと言っていたようですが、現在までにこの問題が解決されたかどうかは分かっていません。