
アメリカカジノの歴史について
アメリカでギャンブルを楽しむとしたら、皆さんはどの都市が楽しめると想像するでしょうか。おそらく、映画やアメリカドラマで頻繁に取り上げられる「ラスベガス」だと思います。ラスベガスはネバダ州にある地方都市で、カジノによる莫大な収益によって成り立っている都市です。今では年間の観光客が5000万人を超える、世界的に有名な観光地になっていますが、街の周辺地域には車で2~3時間の場所に雄大な国立公園がいくつもあり、観光地区としてはかなり見応えのある地域の1つと言えるでしょう。また、ラスベガスにおけるカジノの歴史は大変古く、1930年代にまでさかのぼります。ギャンブルにはありがちな話になりますが、その歴史はマフィアとの強いつながりによって始まりました。
皆さんは「ベンジャミン・シーゲル」という人物について聞いたことはあるでしょうか。彼の半生はハリウッドで映画化もされているのですが、元々は東海岸のマフィアの有力者だった人物です。彼は西海岸での勢力を強めるために、莫大な資金調達方法を思いつきます。それがカジノの建設だったのです。その建設の最中や公営ギャンブル施設の営業中にも警察とギャング同士の闘争はあった訳ですが、当の本人が暗殺されてしまい表向きにはマフィアとカジノの結びつきは無くなったと言われています。ラスベガスに遊びにきた際には西部やギャンブルの歴史に思いを馳せてみるのも面白いかもしれません。